タイメディカルハーブを考える

タイメディカルハーブを中心に「食」と「健康」を考えます。日本では紹介されていないタイメディカルハーブなども紹介していきます。

脂溶性ビタミンのお話

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脂溶性のビタミン、つまり、脂に溶けるビタミンのお話です。
ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンKです。
これらのビタミンは油と一緒に加熱調理すると吸収率が高まるといわれています。
水には溶けにくい性質を持っているため、体の中に溜めることができるビタミンです。つまり、毎日摂る必要がないので、ビタミンCやビタミンBの様に「不足」することがあまりないのですが、逆に「過剰症」というものがあります。

ビタミンAは、動脈硬化を予防したり、目に良かったり、抗酸化物質として働きます。過剰症で怖いのは、妊娠初期にビタミンAを摂りすぎると奇形の発生率が高くなるといわれています。ただ、食品から摂るとその限りではありません。人の体ってとてもうまくできていて、食べ物からの吸収した栄養分はうまく働くようにできているんですよね。(詳しくはまたの機会で!)

ビタミンDは、簡単に言えば、骨の新陳代謝を高める働きがあります。
実は、ビタミンDは日光にあたると体内でコレステロールから作られるのですが、ビタミンDを摂取していないと欠乏症になるため、ビタミンの分類になっているという変わったビタミンでもあります。同時に脂溶性ビタミンなのに、過剰症より欠乏症の方が怖いビタミンです。欠乏症には、骨粗しょう症や高血圧、自己免疫疾患、うつとの関連もあるのではと言われています。お魚に多く含まれていますので、お魚を食べましょう!(サプリはダメですよ!)

ビタミンEは抗酸化物質です。動脈硬化など老化を防いでくれるのがビタミンEです。通常あまり欠乏しないといわれています。ただ、食品添加物の酸化防止剤として化学合成のビタミンEが利用されていますので、どちらかと言えば、過剰症が気になります。また、私のようにマヨラーは悪質なビタミンEが体内に豊富に蓄積されているかもしれません。(笑)骨がもろくなったら過剰症かも。。。

ビタミンKは普段の生活で不足することがほとんどないビタミンで、血液の凝固に必須の物質です。赤ちゃんは食事でビタミンKを摂る事ができないので、生まれてすぐなどにビタミンKを与えます。

 

2回にわたってビタミンをさらっとおさらいしましたがいかがでしたか?
間違っても、ビタミンは100種類とか言わないでくださいね!
基本はビタミン剤の様にサプリや薬で摂るのではなく、「食べ物」で良質のビタミンを摂るようにしましょう!