タイメディカルハーブを考える

タイメディカルハーブを中心に「食」と「健康」を考えます。日本では紹介されていないタイメディカルハーブなども紹介していきます。

2017-02-01から1ヶ月間の記事一覧

タイの薬草・メディカルハーブ<マラキーノック(ゴーヤの原種)効果その2>

マラキーノック第2弾です。血糖値コントロールがあまりに凄いので、他の作用が付け足しのような感じがしますが、そんなことはありません。 抗HIV-1効果、免疫機能の向上、抗癌作用、食欲増進、虫下し、面チョウ、食あたり、腹痛、白内障、緑内障の予防…

タイの薬草・メディカルハーブ<マラキーノック(ゴーヤの原種)効果その1>

マラキーノックのお話です。 マラキーノックで特に有名なのが血糖値のコントロールです。 血糖値が上がると糖尿になります。糖尿病の怖さは合併症などを引き起こすことですが、そのあたりは今回は割愛していきましょう。糖尿病の原因は1型、2型ともに、また…

品種改良のお話

品種改良というととても大げさに聞こえますが、植物は動物のように動き回ることができません。その場所の気候・土地の養分を吸って植物は生きていますので、その環境が変化すると実は植物の中で成分が少しずつ変化していきます。言い換えれば、青森のおいし…

タイの薬草・メディカルハーブ<マラキーノック(ゴーヤの原種)>

ゴーヤと言えば日本でも、血糖値を下げる野菜として有名ですよね。そのゴーヤの原種がこのマラキーノックです。マラキーノックはタイでも食事として食べられています。ちなみに、マラキーノックとはタイ語で「鳥の糞」と言う意味。つまり、鳥の糞みたいにと…

タイの薬草学 その7<統合医療>

疾病を治療し症状を緩和する方法には「対症療法」と「原因療法」があります。これまで多くの医療機関などで実践されてきた医療は、「対症療法」を中心と した近代西洋医学を根本としてきました。 しかし昨今、国際的な医療の趨勢(すうせい)は、単に病だけ…

タイの薬草学 その6<現在の研究>

以前にプエラリアの研究以降、各国の製薬会社のハーブ研究が落ち着いた。と書きました。確かに「落ち着いた」感はあるのですが、むしろ、研究のやり方が変化したと言った方が適切かも知れません。これも以前の記事ですが、2010年問題というもののせいで、「…

タイの薬草学 その5<臨床実験というか人体実験>

2200年以上前から人体実験を繰り返してきて現在に至るメディカルハーブ( 笑)がタイハーブなのですが、平気で現在も人体実験を繰り返しています!(笑2) 有名なのがアパイブーベ病院です。ハーブ製品の商売もやっているので当然ハーブを売りにしているわけ…

タイの薬草学 その4<薬草学の歴史その2>

タイ王国には大王と呼ばれる非常に尊敬されている王様が3人いらっしゃいます。 初代の王様ラーマ1世、ラーマ5世、そして先日崩御されたラーマ9世です。ちなみに王様と私で有名なタイの国王はラーマ4世です。 当然、それぞれの王様が偉大な功績を残されたので…

タイの薬草学 その3<現代の薬のルールと漢方薬>

日本でもそうですが、「漢方薬」という「薬」として認められている薬草があります。当然、「薬」はお金と時間をかけて開発→臨床実験→認可というプロセスを経て世に出回ります。 実は、飲み薬にはあるルールというものがあります。それは、30分以内に胃で崩壊…

タイの薬草学 その2<薬草学の歴史>

さて、本日はタイ伝統医学(ペートペンタイ)のお話です。ペートペンタイを語る上でタイの文化・風習ははずせません。タイは仏教の国です。しかも日本と違い、上座部仏教(小乗仏教:現在はこの呼び方は使われていません)です。すごく簡単に言えば、上座部…

タイの薬草学 その1

タイ伝統医学をペートペンタイと言います。 さて、通常様々な文化が、呪術的な治療から脱却して病気を治す(症状を緩和する)方法を模索してきました。代表的なものとして世界の三代医学と呼ばれるものがあります。 中国医学(中医学)インド医学(アーユル…