タイメディカルハーブを考える

タイメディカルハーブを中心に「食」と「健康」を考えます。日本では紹介されていないタイメディカルハーブなども紹介していきます。

お医者さんは風邪薬を飲まない

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今日はあまりにも有名な、というか当たり前になってきているお話です。
だんだん温かくなってシーズンではないかもしれませんが、風邪のお話をしましょう。
風邪という「症状」は体の中にウィルスが入って、鼻水や咳、くしゃみ、熱などの11の症状の一つまたは、複数の症状が現れるときに「風邪」といいます。

ウィルスは100種類以上あるといわれており、それら全てに対抗する薬はありません。
つまり、風邪薬はあくまで症状を抑える薬であって、ウィルスをやっつける薬ではないのです。<西洋医学・近代医学の多くはこういうやり方であり、これを「対症療法」といいます。>
通常、風邪をひくと多かれ少なかれ「熱」が出ますが、これは体内に入ったウィルスをやっつけるために体自身が体温を上昇させて、免疫力を強化しているためです。これからもわかるように風邪の時の「熱」は本来は下げない方がよいのです。
実は、ほぼ全て風邪は自力で治しているのです。
よく考えてみると、くしゃみや咳、鼻水なども、ウィルスを体外に出そうとしているわけですよね。
そんなわけで、できるだけ風邪薬はのまないというお医者さんも少なくありません。免疫力が下がって治るのが遅くなると考えているわけです。

さて、冬に風邪を引きやすい理由はご存知ですか?
大きく2つが考えられます。
1つは空気の乾燥。空気が乾燥しているとのどなどの粘膜も乾燥してしまい、ウィルスが体内に入りやすくなります。
2つ目は気温の低下。気温が低いときは体温も下がりやすいです。体温が1度あがるだけで体の免疫力は5-6倍上がるといわれています。
つまり、ウィルスが体内に侵入しやすくなることと、体内に入ったウィルスをやっつける能力が弱ることが原因です。
空気中にウィルスはいつもたくさんいます。なので、季節がいつであれ体が疲れていたりストレスなどで、免疫力が低下していると風邪を引きやすくなります。

ちなみに風邪の予防で「うがい」がありますが、近年ほとんど効果がないといわれています。うがいよりも、つねに少しずつお水などを飲む方が効果的といわれています。のどについたウィルスを洗い流して、胃に落としてしまう訳です。PH1の胃酸でウィルスは死んでしまいます。(通常、ウィルスはのどの皮膚から侵入します)
ウィルスの侵入経路としては、目と鼻があります。
目や鼻を汚い手でいじってしまって、ウィルスの侵入を許すというのはとても多いことですので、手洗いは効果的です。