ウコンはお酒にも効く!(笑)ウコン(カミンチャン)のお話その2
前回ウコン(カミンチャン)のお話をしましたのでその続きをしましょう。
先に本日の結論ですが、ウコンはお酒にも効く。ということです。「にも」です。
昨日もお話しましたが、ウコン(カミンチャン)はタイでは基本、胃薬です。これはほとんど機序が解明されています。
簡単に言いますとウコン(カミンチャン)は胆汁の分泌を促進してくれます。
動物実験等でウコン(カミンチャン)は「ウルソ酸」と同じような働きをして、胆汁の分泌を助けてくれます。
では、胆汁とは・・・。
胆石などで胆嚢を摘出した方などは良くご存知とは思いますが、胆汁は肝臓でつくられて胆嚢で濃縮されて十二指腸から分泌され腸で様々なお仕事をして、腸から吸収され肝臓に戻ります。
ちなみに胆汁の元はコレステロール。
まぁ、そう簡単なお話ではありませんが、コレステロールが気になる方は胆汁をたくさん作れば良いかもしれません。
さて、胆汁はどんなお仕事をするかといいますと、すい臓から分泌される膵液と混ざって、三代栄養素(たんぱく質、脂質、炭水化物)を分解します。<実際には分解するのは膵液で胆汁はそれを助ける働きと理解すればよいでしょう。>
大体、呑む時は食べます。消化吸収というのは体にとっては「負担」で、胆汁は肝臓で作られますから、「ウコンは肝臓の助け」にはなっています。
もちろん、ウコンには強肝作用もあり、抗酸化物質が多数含まれていますので、まぁ、ウコンはお酒にも効くということなのです。
でも、消化を助ける働きの方が大きいような気がしますが・・・。