「ウコンは効かない」の記事について
先日、「ウコンは効かない」という記事がネットで広まりました。
健康食品「ウコン」(ターメリック)には薬効はないことが判明 - GIGAZINE
タイ伝統医学(ペートペンタイ)においてウコン(タイ語では、カミンチャンといいます。)は言わば万能薬で、体調が悪いときだけでなく、美容にも使われています。
ミスコンなどには欠かせないハーブでウコン(カミンチャン)で肌を磨く風景はタイでは割と普通の光景のようです。
さて、ウコンは効かないの記事では、ウコンの中に入っているクルクミンという成分は体内に吸収しにくいものなのでその効果は期待できない。というものです。
一方、試験管内では、クルクミンの薬理効果はある程度証明されているので、両方の意見を採用すれば、吸収できれば(体内に入れば)効く。ということになります。(じゃぁ、クルクミンお注射が良いのでは・・・ということですが。)
多くのウコンドリンクなどは、クルクミンを化学合成したり、単離抽出して、付加しているので、イメージダウンかもしれませんが・・・。
そもそもウコン(カミンチャン)には400~800種類ほどの成分があるといわれています。その中の一つにクルクミンという成分があり、これが薬理効果があるのではないかということで、研究がされています。しかしながら、まだ研究されていない成分が効いているのかもしれません。歴史的に「効く」と証明されているが、何故「効く」のかが解明されていない薬草は私達が想像しているよりもはるかに多いのです。
しかも、品種改良されていない原種のウコン(カミンチャン)であれば、1000種類を超える成分があるとも言われています。
タイでウコン(カミンチャン)を飲むときは、主に「胃薬」として使います。
実は、ウコン=お酒のお供という考え方は、日本ぐらいなのではないでしょうか?