タイメディカルハーブを考える

タイメディカルハーブを中心に「食」と「健康」を考えます。日本では紹介されていないタイメディカルハーブなども紹介していきます。

タイの薬草学 その4<薬草学の歴史その2>

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タイ王国には大王と呼ばれる非常に尊敬されている王様が3人いらっしゃいます。

初代の王様ラーマ1世、ラーマ5世、そして先日崩御されたラーマ9世です。
ちなみに王様と私で有名なタイの国王はラーマ4世です。

当然、それぞれの王様が偉大な功績を残されたので「大王」と呼ばれて尊敬されているわけですが、本日のお話ででてくるのはラーマ5世、別名チュラローンコン大王です。
チュラローンコン大王は「奴隷制の廃止」や大戦時に外交戦術を駆使してタイの独立を守ったりなどの功績がありますが、文化や学問に非常に力を注いだ国王でもあります。チュラローンコン大学は国内1位の大学で日本で言えば、東大と学習院大を合わせたような大学です。

1999年にはアメリカの『タイム』誌で、「今世紀もっとも影響力のあったアジアの20人」の1人にタイ人から唯一選ばれた。”ウィキペディアより。

もう、あまりにもたくさんのことをされた方なので、もしご興味があれば検索してみてください。
で、この方、タイの知識や文化を集めて、「学問」へと発展させた人物なのです。そう、タイの伝統医学を編集して「学問」にした方なのです。
タイ方医大典(30巻)を編纂し、その後これを元に様々なタイ伝統医学書が作られました。
もちろん、タイの大学では薬草学を学問として学ぶ事ができます。