タイの薬草学 その1
タイ伝統医学をペートペンタイと言います。
さて、通常様々な文化が、呪術的な治療から脱却して病気を治す(症状を緩和する)方法を模索してきました。
代表的なものとして世界の三代医学と呼ばれるものがあります。
中国医学(中医学)
インド医学(アーユルヴェーダ)
ユナニ医学(ギリシア・イスラム医学)
これらの代表的な伝統医学には、「薬草学」が必ずありました。
わかりやすいところで言えば、漢方薬は中国医学を基にした日本の伝統医学の薬草学となります。
そして、タイ伝統医学(ペートペンタイ)は、お近くの国、中国とインドの影響を受けた伝統医学となるわけです。
影響を受けた伝統医学それぞれには優れた「薬草学」が存在しましたが、タイという地域と文化が現代にも残る2つの大きな学問を残してくれています。
それが、タイマッサージとタイハーブです。
次回はタイ伝統医学(ペートペンタイ)のお話を致します。
本物のプエラリアの入手
日本で本物のプエラリアを入手するにはマイハーブプログラムで購入するしかありません。(今回は宣伝です)
この会社が本物のプエラリアを扱える理由をお話ししていきます。
ここで販売しているハーブのタイの農場はルーイ県に8000ヘクタールの敷地を持っています。
タイ王国がプエラリアの研究を始めたとき、プエラリアはまだ栽培や拡散ができていませんでした。国中のプエラリアの成分を研究したところ、ルーイ県のこの農場のプエラリアの成分が一番優秀という事が判明し、国からの共同研究依頼がありました。そして共同研究の後、プエラリアの栽培(超自然農法によるもの)に成功しました。
その成果が認められ、民間会社で唯一プエラリアに関する全ての許可をタイ王国から与えられています。
当然、国のプエラリア研究会議では国側(主催者側)として参加している企業でもあります。
詳しくは、マイハーブプログラムープエラリアー のページでご確認下さい。
最高級プエラリア・ミリフィカ:白ガウクルア:更年期,イライラ,生理不順,コレステロール対策,乳がん|超自然農法で作られた、完全無農薬・ノーケミカルのメディカルハーブサプリメント メディカルハーブサラダ
プエラリアの副作用<プエラリア一問一答>
過去に私が書いたサイトやブログを使っての記事が増えてきて、ぼちぼち真情報が増えてきてはいますが、いかんせん、勉強されていない人が「コピペ」で作っているのでちゃんとした「知識」として成立していないものも多いです。
いずれにしても、プエラリアに関して、ネット上では「ウソ」の知識が氾濫していますので、プエラリアに関して特に重要と思われるものを一問一答で書いていきます。
・プエラリアで胸が大きくなるか?
⇒多少は・・・。くらいです。タイでは更年期やコレステロール対策、前立腺の薬として使われています。
・プエラリアに副作用があるか?
⇒濃縮されたもの、抽出されたものに関しては副作用があります。最新の研究ではプエラリアをそのまま摂取した場合は副作用が見られないとの結果がでています。
・プエラリアを食べると乳がんリスクが高まるか?
⇒高まりません。むしろ、乳がんのリスクが減ります。タイ王国、アメリカでの研究でそれらは証明されています。(作用機序は別記事にて書きます。)
・プエラリンって?
⇒プエラリンはプエラリアの中に含まれる成分の一つで、非常に希少性の高い物質です。D○Cのサプリメントにプエラリン9○%は間違いです。
・タイ王国で輸出禁止ってホント?
⇒ホントです。タイ王国では所持や販売、研究、もちろん栽培も禁止です。
その他、プエラリアに関してご質問がありましたら、コメントを残してください!
プエラリアでコレステロール対策
プエラリアには血中のコレステロールを下げる働きがあります。
コレステロール値のお話も最近、サプリメントのCMなどでよく耳にしますよね。
プエラリアの作用機序を簡単に説明すると、プエラリア特有の成分であるフィトエストロゲンによるものなのです。
そもそも、女性ホルモンには血中のコレステロールを下げる働きがあります。ですので、閉経後の女性は特に血中のコレステロール値が急激に上昇する傾向にありました。
現代では、血中のコレステロール値が高いことは、様々な血管系や循環器系の疾患の原因や要因の一つとして考えられておりコントロールすべきものとして考えられています。
血中のコレステロール値を下げる食べ物として納豆などの大豆食品が挙げられる事も多いですが、これも以前にお話しましたが、女性ホルモンとの関係もあると考えられています。
いずれにしても、更年期の時期、血中のコレステロール値が上がる傾向にありますので、ちょうどプエラリアを食してこの時期を乗り越えるということは非常に有効かと思われますね!
プエラリアで乳がん予防&更年期対策
プエラリアに含まれている成分の主な働きは、
一つは、女性ホルモンを活性さされる成分、そして、もう一つが女性ホルモンに似た成分(これを、女性ホルモン様(よう)物質といいます)です。
そして、前回、女性ホルモンのお薬は乳がんのリスクがあるのですというお話をしました。
薬として作られた女性ホルモンは、前回お話したように馬のおしっこから作られるのですが、当然、動物性の女性ホルモンです。(当たり前です。)
ところが、プエラリアに含まれている女性ホルモンは「植物性女性ホルモン」と呼ばれています。またはフィト成分(植物性成分という意味)と呼ばれています。メディカルハーブに関してはこの「フィト」という言葉がとてもよく出てきますので覚えておくと良いと思いますが、プエラリアにはエストロゲンという植物性女性ホルモンが含まれていますので、これをフィトエストロゲンと呼ぶことが多いのです。
シャンプーの成分などで「フィト(あるいはファイトという場合もあります)」成分がどうして注目されているかというと、イメージとしてはソフトに作用する感じと言えば良いかもしれません。
女性ホルモンでイメージですが、少し具体的にお話をしてみましょう。
人の女性ホルモンは、100%形が同じ。馬のおしっこから作られた女性ホルモンは99.98%形が同じ。フィトエストロゲンは99.88%形が同じ。
人の身体が女性ホルモンとして認識するのは、99%同じであれば女性ホルモンとして認識するわけで、上記の3つのどれでも反応します。(これで更年期は解決します)そして、やと出てくるのですが、乳がんのがん細胞は実は女性ホルモンを食料として成長するといわれています。そのがん細胞も90%程度位同じであれば、それらを食べるといわれています。そして、動物性のホルモンは栄養になるが植物性のホルモンは栄養にならないのです。
ですので、フィトエストロゲンが体内に豊富にあると、乳がんのがん細胞は一生懸命フィトエストロゲンを食べるのです。がん細胞はお腹いっぱいになっても、栄養価が0なので、死んでしまうのです。通常、がん細胞はなかなか死滅(アポトーシス)することはないのですが、研究によるとプエラリア投与で乳がんの細胞の減少を確認しています。ですのでタイでは、更年期の対策だけでなく乳がんの予防としてもプエラリアが利用されているのです。
プエラリアで更年期対策!
プエラリア・ミリフィカ(白ガウクルア)の効能の代表的なものに、更年期障害に対しての効果が非常に高く、しかも非常に安全という結果が臨床でも証明されています。
プエラリアの歴史でもお話する予定ですが、この効果の為に世界中の研究者がタイで研究をしています。
プエラリアには、大きく2つの成分が含まれています。
1つは、女性ホルモンを活性化させる物質。
そしてもう1つは、女性ホルモンに似た物質です。
更年期は、主に女性ホルモンの分泌が少なくなって、ホルモンバランスが崩れることで起こるといわれています。プエラリアには上記の2つの成分(実際にはたくさんの成分があり、現在も解明されていない成分がたくさんありますが働きとして大きく2つに別れるのでそのように表現しています。)が働いて、更年期の原因を改善してくれます。
そもそも、日本人は「更年期」や女性特有の症状(PMSなど)は「軽い」民族といわれていました。これは、日本食の中に大豆食品が多く含まれており、その大豆の中には「女性ホルモンを活性化する物質」が含まれている事が要因と言われていました。現在、日本の食の欧米化等で、大豆食品を摂らなくなり(または良質の大豆が少なくなっている事も原因かもしれませんが)「更年期」の症状が重くなってきていると言われています。
更年期に関するサプリメントの多くはこの大豆系というか、「女性ホルモンを活性化する」ものです。
また、医療機関などで相談すると「ホルモン療法」などもあるかもしれません。この場合、女性ホルモンは通常、馬などのおしっこから作られた、動物性のホルモンです。
動物性の女性ホルモンにはとても恐ろしい副作用があります。
それは、乳がんのリスクが高くなるということです。
このことも含めて、次に詳しくお話しましょう!
日本にはプエラリアはほとんど無い!
日本では本物のプエラリアはほとんどありません。
「ほとんど」という意味をいいますと・・・。
まず第一にタイ王国はプエラリアの輸出を禁止しています。(ちなみに所持や販売、研究、栽培も全て禁止です。加工品は輸出可。)
通常、輸出するためには許可を受けるか、加工して輸出する必要があります。
それよりも、タイでの入手が困難です。
タイ王国としてプエラリアを研究しており、タイ国立農業大学<カセサート大学>のナコンパトムとチェンマイの農場の2つで研究栽培されています。
もし、タイ王国産であるならば、間違いなくこの研究卸品ということになりますが、当然、量が限られていますので、非常に少ない訳です。
ラオスでもプエラリアは自生していますので、ラオスルートがありますが、この品質が非常に悪いです。まぁ、完全に密輸品というわけですから当然なのですが、素人が密漁しますからプエラリアでないものもあります。
実際に、韓国でプエラリアサプリメントと言われる製品のほとんどがプエラリアの成分が入っていないという事件があったくらいです。(現在、韓国はプエラリアは輸入禁止となっています。)
あと、日本でも栽培されていますが、熱帯の植物を日本の温暖な気候で育てても、成分はやはり劣ります。値段も高いですが、本物のようです。
プエラリアは収穫時期が非常に重要です。
フィトエストロゲンなど、有効成分が増える時期(つまり旬の時期)がありますので、その時期以外に収穫されたプエラリアはただの葛芋です。タイ国立農業大学でも、豚のエサにしています。
大体、タイで所持が制限されているものが日本で大量に出回るということ自体がおかしな話です。
こちらに詳しく書きましたのでご覧ください!